熊野紀行Ⅱ

『青岸渡寺』

補陀落の岸へ渡らむ花の寺

（ふだらくのきしへわたらむはなのてら）

季語；花の寺（春）
西国三十三観音巡りの一番札所青岸渡寺は今が花盛り。隣接して那智大社がある。
ここの御詠歌は「補陀落や岸打つ波はみ熊野の那智のお山に響く滝つ瀬」とある・・









『熊野灘』

春の闇白波逆巻く熊野灘

（はるのやみはくはさかまくくまのなだ）

季語；春の闇（春）




『瀞峡①』

瀞峡を軽舸に遊ぶ日永かな

（どろきょうをけいかにあそぶひながかな）

季語；日永（春）

※軽舸；軽快な小舟。はやぶね。（広辞苑）
ここではウォータージェット船が軽快に疾走して遊覧を楽しませてくれる。




『瀞峡②』

見上ぐれば切崖高く山躑躅

（みあぐればきりぎしたかくやまつつじ）

季語；山躑躅（春）

写真は三葉躑躅（ミツバツツジ）　　ツツジの中では最も開花が早い
花言葉　抑制のきいた生活　　　　　名前の由来は葉を３枚ずつ出すところから　　　





『式年遷宮』

式年遷宮外つ国人も伊勢参り

（しきねんせんぐうとつくにびともいせまゐり）

季語；伊勢参り（春）
式年遷宮は伊勢神宮では20年に一度行われる。
第1回の式年遷宮が行われたのは持統天皇4年(690)のことで・・
以来1300年余にわたって続けられ、 平成25年の今年は第62回目に当たるという。




『おかげ横丁』

関取も御蔭参りぞうらうらと

（せきとりもおかげまゐりぞうらうらと）

季語；うらうら（春）

写真は嘉風関・・大阪場所では大活躍でしたね。
来場所は新三役とか・・。

コメント 11

お花に見とれて居ましたが、大相撲のファンなのです♪
嘉風関、新三役にビックリでした。もう、何度か経験して
いるのかと思っていました!!五月は時間が取れたら観戦に
行きます♪
by oko (2014-04-05 09:16) 

お早うございます。
どのシーンも素晴らしいです !
by yakko (2014-04-05 09:20) 

こんにちは＾＾
本当に素敵なお写真ばかり　
中でも瀞峡のお写真が自然好みのわたくしは好きです。見ていて行きたいなーって思います＾＾
軽舸とウォータージェットとが同じと言うところが大変面白いです。
ミツバツツジが綺麗ですね。
by mimimomo (2014-04-05 14:57) 

寺院とお花はベストショットですね。
道がなく傍に寄れない処の山躑躅は何よりの自然の美しさでしょうか。
by akanenosora (2014-04-05 17:39) 

熊野灘の波しぶきは日本海に似ていますね。
by sig (2014-04-05 22:35) 

いい岩肌ですね。・・・私も、水より石に興味がでる年になったか。(笑)
by ロゼ (2014-04-06 16:42) 

ミツバツツジ、いいですね～！山の中でこれが咲いていると目を引きますよね～（＾－＾）
嘉風関に会えたなんて、うらやましい～！
by rose-k (2014-04-06 22:54) 

春の闇白波逆巻く熊野灘
波音と風音が聞こえてくる句ですね。
熊野灘から海流で、こっちの湘南の海岸まで運ばれる小石があるそうです。紀伊半島も大きいですね。

by SILENT (2014-04-07 07:23) 

どのお写真も惹かれるものがあります。
春の海も暗闇の中では荒々しくさえ感じますね。
by 美美 (2014-04-08 19:13) 

こんにちは
　どの写真も印象的で、思わずコメントしたくなりますね（笑）。
　ところで、崖にむき出し状態のあの家は、何か非常に危なっかしく見えるのですが（汗）、大丈夫なのでしょうかね・・・。
by koten (2014-04-09 12:07) 

ミツバツツジ、っていうんですね…＾＾
緑の中に鮮やかなピンクが印象的です〜
by ルッコラ (2014-04-11 18:45)